2010/05/16

MUSIC CREATOR 5で、VSTプラグインにMIDI演奏情報を送信する設定メモ

MUSIC CREATOR 5で、無料VSTピッチコレクトの「GVST - Gsnap」を使おうとしたところ、VSTプラグインにMIDI演奏情報を送信する設定に手こずったので、方法をメモしておきます。

このプラグインの設定は、FixedモードとMIDIモードがあります。Fixedモードは、楽曲のスケールや利用できる音を指定して、その音階に合わせるモードです。MIDIモードはガイドラインとなるMIDIデータを読み込ませて、その音階に合わせるモードです。

今回、手こずったのは、MIDIモードでMIDIデータを読み込ませる設定。
プラグインを立ち上げて、MIDIモードを選択するだけでは、全く動作しません!
GsnapにガイドラインとなるMIDIデータを認識させてあげる必要があるのです。

MUSIC CREATOR 5で、VSTプラグインにMIDI演奏情報を送信する設定は、下記の手順で行います。


1. MIDIデータを送るVSTプラグイン(今回はGsnap)をソフトシンセとして設定
<ツール>⇒<Cakewalk Plug-in Manager>に入り、プラグインの種類<VST Audio Effects(VST)>から、MIDIデータを送りたいVSTを選択(今回はGsnap)します。
<VSTの設定>⇒<プラグインのプロパティ>に入り、「シンセとして登録」にチェックを入れます。
これで該当のVSTが、VSTiに変更されます。

2. VSTiに変更したVSTプラグインをプロジェクトで使えるようにする
<表示>⇒<シンセラック>に入り、シンセラック・ビュー左上にある「プラグインシンセとReWireデバイスの挿入」ボタンをクリックすると、一覧の中に先程VSTiに変更したVSTプラグインがあるはずなので、選択。
<プラグインシンセの挿入オプション>で、「ソース用のMIDIトラック」にチェックを入れます。
このチェックを入れることで、プラグインシンセへのMIDI演奏情報を送信するためのMIDIトラックとして設定されます。

3. トラックの出力先をVSTプラグイン(今回はGsnap)に設定
MIDI演奏情報を送信したいMIDIデータが入力されているトラック(Gsnapの場合は、ボーカルライン)の出力先を設定します。
該当のトラックのアウトプット欄にVSTiに変更したVSTプラグイン(今回はGsnap)を選択します。
<PATCH>は、VSTで選択しているプリセットなどを設定します。


これで、MIDIデータがプラグインに送られるように設定されているはずです。
今回は、Gsnapの利用時に発生した問題ですが、同様にMIDIデータを利用するVSTプラグインでも応用が効くと思います。

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